NOVEL



ここは夢園荘

美亜の章

私の部屋、その中2階の所にあるロフトベッドで私は気持ちよく眠っている。

ここは夢園荘201号室の私の部屋。
ロフト付きワンルームマンション、家賃は5万円(すっごく安い!)。
築20年ほど経っているみたいなんだけど、何度か改装しているみたいで綺麗なので凄く気に入ってるの。

「美亜ちゃん、朝だよ〜〜〜」
私の眠りを妨げる声が下から聞こえる。
戸籍上双子の妹の里亜ちゃんの声。
でも私達にとってはどちらでも良い話。
ちなみに彼女部屋は隣の202号室なんだけど、お互い自由に行き来している。
それはともかく私はその声から逃げるように布団を頭からかぶった。
「美亜ちゃん!」
なかなか起きない私にしびれを切らしたのか、さっきよりも大きな声で私が寝ているロフトベッドまで上ってくると布団をはぎ取る。
パジャマどころか下着すら付けていない生まれたままの姿で寝ているので、夏場ならともかく秋も深まってきたこの季節では布団をはぎ取られるととても寒い。
「う〜〜〜さむいよ〜〜〜」
布団を取り返そうと手を伸ばすが里亜ちゃんは返してくれない。
「美亜ちゃん、早く起きる」
「里亜ちゃんのけち〜〜〜〜」
悪態をつきながら上半身を起こす。
それと同時に隠していない胸が揺れる。
また少し大きくなったかも知れない……。
自分の胸を見てふと思ってしまった。
「そんな格好で寝てたら寒いに決まってるよ」
私はそう言うこという里亜ちゃんをにらんだ。
「寝るときはパジャマ着てるはずなのに、こんな格好にしたのは誰?」
「え〜〜っと……そう朝からしたいのね。美亜ちゃんがそう言ってくれるなら私はいつだって歓迎よ」
「そんなこと言ってな〜〜い!!」
「うふ、可愛い美亜ちゃん」
里亜ちゃんの手が私の足に触れゆっくりと上へ上ってくる。
「ちょ、ちょっと朝からやめようよ。ほら学校あるし……」
私は里亜ちゃんの手から逃れようと後ずさったけど、狭いロフトベッドに逃げ場所なんて無い(涙)
「大丈夫、時間はまだまだたっぷりあるから」
「え……」
枕元の時計を見ると、まだ6時……里亜ちゃん、最初からこれが狙い(汗)
「美亜ちゃんって、本当に可愛い」
里亜ちゃんの手が逃げないように私の身体をしっかりと掴む。
「り、里亜ちゃん、止めようよ。だって昨日だってあんなに……」
「だ〜め」
いたずらっぽい笑みを浮かべると自分の唇で私の唇をふさぎ、口の中に舌を入れてくる。
さらに里亜ちゃんの手が私の胸に触れる。
もうこうなってしまうと私は里亜ちゃんのなすがままになってしまう。
そして抵抗もむなしく里亜ちゃんに抱かれてしまう私(;_;)
この後の事はみんなの想像に任せるね……あれ、みんなって誰だろう? もう何も考えられないよ……。

7時50分。
結局行為は1時間近くにおよび、そのあと軽めの朝食を取ってから部屋を出た。
2階から1階へと階段を下りると、入り口周辺の掃除している管理人の早瀬夏樹さんがいた。
女の子ばかりのこのマンションで唯一の男性で入居当時はなんか変な感じだったけど、さすがに5年も住んでると慣れてくる。
夏樹さんの凄いところは最初から私達を見分けた事かな?
「おはようございま〜〜す!」
「おはようございます」
里亜ちゃんが元気よく夏樹さんに挨拶をし、それに続くように疲れを隠すように無理矢理笑顔で言う。
「あ、おは……よ……う……」
挨拶を返してくれる夏樹さんの様子がちょっと変。って原因は私か。
「美亜ちゃん、今日も疲れ気味だね。大丈夫?」
「ははは、大丈夫です。ちょっと寝不足なだけですから……」
「里亜ちゃん、あまり美亜ちゃんをこき使ったらダメだぞ」
「え〜〜私、そんなことしてないよ〜。今朝だって私が起こしたんだから」
里亜ちゃんが口をとがらして反論する。
「そうなの?」
夏樹さんが私に聞いてくる。
「え……う、うん……」
「ふ〜〜ん……実は美亜ちゃんって夜更かしする悪い子だったんだ」
「な、夏樹さん、いきなり何を」
「な〜〜んてな、俺だって学生時代は1週間の貫徹はざらだったからな。美亜ちゃんが何をしてるかは知らないけど体を壊さない程度にしなよ。まあ明日は日曜日だしゆっくり休めばいいよね」
「はい……」
本当にこの人はいきなり何を言い出すんだろう(--;
「里亜ちゃん、美亜ちゃんが夜更かしないようにしっかり見てあげてね」
「は〜〜い」
夏樹さん、余計なこと言わないで……ああ……里亜ちゃんの目がやばいよぉ。
とにかく、これ以上余計なことを言われないうちに行かないと……。
「里亜ちゃん、もう時間がないから」
「え、ホントに?」
「うん、ほら」
腕時計を見せる。
「やっば〜い、ぎりぎりだ。夏樹さん、行って来ます」
「行って来ます」
「ハイ、行ってらっしゃい。気を付けるんだよ」
その夏樹さんの言葉を背に私達はやや早足で学校に向かって歩き始める。

学校に着き、滞り無く時間が流れ、3限目の休み時間になった。
窓際の席に座る私はただ何をする出もなくぼ〜っと外を眺めていた。
(里亜ちゃんってば朝から……確かに今に始まった事じゃないし、私だって嫌いじゃ……でももう少し私のことも考えて欲しい)
「み〜あさん」
(いつだって自分の都合で私のこと振り回して……)
「美亜さん?」
(里亜ちゃんが私のこと好きで大切にしてくれるのはよく分かってるし、私だって里亜ちゃんの事好きだし……でもでも……)
「美亜さぁぁぁん!」
「え、な、何?」
前の席の小梅佐由理ちゃんが私の目の前で大きな声で呼ぶ。
ちょっとふくれている。
考え事に夢中で呼ばれてることに気づかなかったみたい。ごめんね(^^;
そういえば彼女って長い髪をポニーテールでまとめてるんだけど、ちょっと雰囲気が恵理ちゃんに似てるかな?
「もう、どうしたの?」
「ちょっと考え事をね」
「ふ〜〜ん……」
佐由理ちゃんの手が私の額に触れる。
「熱はないみたいだね」
「どういう意味?」
ちょっと低めの声で聞き返す。
「意味なんて無いよ〜」
「どうかしたの?」
そこに日直で黒板を消し終えた里亜ちゃんが戻ってきた。
「お姉さま、美亜さんの様子が変なんです」
「変って?」
「考え事してるんです」
「美亜ちゃん大丈夫?」
「あのねぇ……」
「それは冗談として、悩み事でもあるの? 私聞くよ」
「そうそう、お姉さまに話してすっきりしちゃおうよ」
「大丈夫だよ」
私は力無い笑みを浮かべる。里亜ちゃんのことで悩んでいるのに、そんなことを話せないよ。
「そう、美亜ちゃんがそう言うなら……ところで佐由理、その『お姉さま』って言うのやめてって何度も言ってるでしょ」
「え〜〜〜でも〜〜〜〜」
「でもじゃない。それに前から言ってるでしょ、私はそう言うことに興味はないって」
「だけど、お姉さまが不良の人たちに絡まれていた私を助けてくれたあの時、運命の出会いを感じたんですもの」
「それってもう何年も前の話でしょ」
「いえ、お姉さまを想う気持ちに時間なんて関係ないです」
この二人のやりとりは日常のことなのでクラスメイトも何も言わない。もちろん私も……どちらかというと関わりたくないし……。
「ちょ、ちょっと……美亜ちゃんからも何とか言ってよ」
関わりたくないって言ってる側から巻き込むし……。
「何で私が……」
「私はお姉さまのことが好きなんです」
「だから……」
「美亜ちゃん、助けてよ〜」
「その……」
「美亜さんもいいですよね」
「……」
「だから私は……」

バンッ!

机を叩く音に二人をはじめクラス中が静かになった。
「……二人ともいい加減にして」
「「美亜ちゃん(さん)?」」
「私だってゆっくり考え事ぐらいしたい時だってあるの。それなのに毎回毎回ちゃかしたり邪魔したりで私の都合なんてお構いなしで。里亜ちゃん、いつだってそうだよ。自分勝手で自分の都合押しつけて……たまには私のことだって考えてよ……私だって私だって……」
自分でも何を言ってるのか分からない。ただ最後の方は涙声になってることだけが自分で分かった……。
「「……」」
「私だって……」
私はこれ以上ここにいたたまれなくなり、教室から駆けだした。
「美亜ちゃん!」
「里亜ちゃんなんて嫌いっ! ついてこないでっ!!」
後を振り返らずに叫ぶ。
里亜ちゃんは私の言葉に動けなくなってその場で立ちつくしていると思う。
でも私は……。

「あれ?」
どこをどう走ってきたのか、気づくと駅前にいた。
勢いに任せて学校まで飛び出してしまったらしい。
「私……」
勢いとは言えあんな事を言ってしまい私の心の中は後悔でいっぱいだった。
「で、でも、元はと言えば里亜ちゃんが悪いんだから。うん、そう」
自分に言い聞かせても心のもやもやが晴れるわけでじゃないけど、これは気分の問題だから。
「そういえば鞄も持ってないし、やっぱり学校に戻らないとダメかな……はぁ……」
そして、学校へと一歩を踏み出そうとしたとき……。
「か〜のじょ、こんなところで何をしてるの」
「その制服って、あの女子校の生徒でしょ」
見知らぬ二人の男が私に声をかけてきた。
いわゆるナンパ……かな、これは……。
男達は代わる代わる何か私に話しかけてくるけど、私は怖くてこの人達の言葉が耳に入らない。
こんな時に里亜ちゃんがいてくれたら、こんな連中追っ払ってくれるのに……。
「彼女、しかとしてんじゃねぇよ!」
急に口調を変えて男の1人が私の右腕を強く握った。
何か言わなきゃいけないと思っても、怖くて口をぱくぱくするだけで言葉が出ない。
(誰か助けて……)
「あれ、美亜じゃないか。こんなところでどうしたんだ?」
その声のする方を見ると夏樹さんがいた。
夏樹さんの突然の登場に男の手がゆるんだ。
その隙に私は夏樹さんのところに駆け寄った。
「どうしたの?」
「夏樹さん……」
私はすがるように涙声で訴える。
夏樹さんは私に優しく微笑みながら安心させるように私の頭を撫でてくれた。
「おいおい、兄ちゃん。怪我したくなかったらその娘おいてどこかにいきな」
さっきまで私の腕を掴んでいた男がこちらに近づいてくる。
私は怖くて隠れるように夏樹さんの背中に顔を埋めた。
「やれやれ、まだこんな輩がいるとはな」
「はあ、何言って……」
その直後、ネコをつぶしたような声が聞こえた。
私はおそるおそる顔を上げると、さっきの男が足下に気絶していた。
「夏樹さん?」
疑問に思って夏樹さんの顔を見ると、いつもの優しい顔ではなく凄く怖い顔をしている。
「そっちの奴、お前はどうする?」
そちらを見るとなんか青い顔をして怯えてる。
「あ……あんた、まさか『風の……」
「その二つ名を知ってると言うことは、その名前を出したときどうなるかは知ってるよな」
「は、はい!」
「だったら、ここに転がってるゴミと一緒に俺の視界から消えろ」
「ハイ、ただいま!」
青い顔をした男は足下の仲間(?)を担いで大急ぎでどこかに行ってしまった。
「あの……」
おそるおそる問いかけてみる。
「もう大丈夫だよ」
と、夏樹さんの顔はもういつもの顔に戻っていた。良かった……。
思わずほっと息をついた。
「ああいった輩はもう絶滅してると思ったんだけど、気を付けなきゃダメだよ」
「はい」
「ところで、いくら土曜日だと言ってもこの時間はまだ授業中だと思ったけど」
真剣な顔でじっと私の目を見る。
「え……あはははは」
私はさっきの事があってその目をそらすことも出来ず、ただ乾いた笑いしかでなかった。

いつまでもあの場所にいるわけにもいかず、私達は商店街の入り口付近にある夏樹さんの行きつけと言う喫茶店に移動した。
「いらっしゃい」
カウンターからマスターらしい人が声をかけた。
「よっ」
「なんだ夏樹か」
「なんだはないだろ。れっきとした客に対して」
「お前は特別」
「おいおい」
夏樹さんはマスターとそんなやりとりをしながら窓際のテーブルを陣取り、私もそれに続いた。
「とりあえずコーヒーと……美亜ちゃんどうする?」
「私も同じで……」
「コーヒー二つ」
「了解!」
「そうだ、タカ。電話借りるぞ」
「ああ」
私は何をするわけでもなくその一連の行動を眺めていた。

マスター(夏樹さんの学生時代の友達なんだって)がコーヒーを持ってきて、一口付け落ち着いたところで事の経緯を話した。
「そう……喧嘩したんだ」
「うん……喧嘩と言っても一方的に私が怒鳴ってしまって……それで……」
「今はそのことを後悔してる」
夏樹さんはズバリと私の心の内を言い当てる。
私はぎゅっと唇を噛むと黙って頷いた。
「二人の問に何があったかなんて分からないから、あまり無責任な事は言えないけど……。美亜ちゃんとしてはどうしたいの?」
「私は……」
「……」
夏樹さんは私を見つめて言葉を待っている。
「謝りたい……謝って仲直りしたい……里亜ちゃんのこと大好きだから……」
「だったら、それでいいんじゃないのかな」
「でも……」
「でも?」
「……」
「怖いの?」
私は黙って頷く。
「だけど、最初の一歩を踏み出さないと何も始まらないよ」
「分かってます……だけど……」
それっきり私達の間に沈黙が流れた。
私はジッとテーブルの上のコーヒーを見つめたまま、夏樹さんは窓の外を見ている見たいだけどよく分からない。
「早かったな……」
「え?」
夏樹さんのつぶやきに私はハッと顔を上げた。
同時に入り口のカウベルが派手に鳴り響く。
「美亜ちゃん!」
「り、里亜……ちゃん……」
そこには里亜ちゃんがいた。
あちらこちらを走り回ったのか汗だくで息を切らしている。
「よかった……よかった……」
そのとき、里亜ちゃんの目に光る物が見えた。
(え?)
まだ混乱してる私を里亜ちゃんが優しく抱きしめてくれた。
「よかった無事で……美亜ちゃんあんなこと言って飛び出したから……もし美亜ちゃんの身に何かあったら私……ホント良かったよぉ」
里亜ちゃんは泣きながら笑っていた。
絶対に人前で涙なんか見せたことのない里亜ちゃんが泣くなんて……。
私のことを本当に心配して、私が無事で安心して……こんなに里亜ちゃんは私にことを想ってくれてるのに私は……。
「ごめん……なさい……」
「どうしたの、美亜ちゃん」
「里亜ちゃん、ごめんなさい……あんなひどいこと言って……嫌いだなんて言って……ごめんなさい……」
私は里亜ちゃんに泣きついた。
何度も『ごめんなさい』と言いながら……。
「美亜ちゃん……ううん、いいの。私もね美亜ちゃんに言われてちょっと反省したんだ。確かに美亜ちゃんの気持ち全然考えてなかったなって。本当に謝らないといけないのは私の方だよ。ごめんね、美亜ちゃん」
「そんなことないよ。いけないのは私……」
言葉をふさぐように里亜ちゃんが軽く私の唇に自分の唇を重ねた。
一瞬何があったのか分からなかったけど、次の瞬間私は顔を真っ赤に染めた。
いくらお客が私達だけだからってこんな……それに夏樹さんにも見られちゃって……。
「……え……ちょ、ちょっと、こんな場所で……」
「仲直りの印」
「印って、でも夏樹さんいるんだよ」
「でも私達のこと、夏樹さん知ってるはずだよ」
「え?」
いつの間にかカウンターに移動してマスターと話し込んでいる夏樹さんを見た。
「知ってたんですか……?」
「薄々はね」
夏樹さんは目を合わそうとしない。なぜかマスターも目をそらしている。
「だって私達がドリームガーデンに住んでもう5年だよ。知らないわけないよ」
里亜ちゃんは笑いながら言う。
夏樹さんはずっと目をそらしている。
私は恥ずかしくて顔を真っ赤にして俯いた。
(う〜〜知ってるかも知れないとは思ってたけど……本当にそうだったなんて……恥ずかしいよぉ)

後で聞いた話。
私が学校を飛び出したと同時に、里亜ちゃんは慌てて夏樹さんに電話していたらしい。
だからあんなにタイミング良く現れたんだと今更ながらに思ってしまった。
そして里亜ちゃんが喫茶店に来たのも夏樹さんが電話をしたからだって。
そう言えば注文の後でどこかに電話してたよね(^^;

翌朝……時計を見ると12時……翌昼か……どうでも良いけどね。
結局明け方まで寝かせてもらえなかった。
今、私の隣には幸せそうな顔をして里亜ちゃんが眠っている。
むろん布団の中は二人とも裸……明け方まで何をしていたかはご想像にお任せします……って誰に言ってるんだろ(--;
私は里亜ちゃんを起こさないように上半身を起こすと、それに合わせて形のいい胸が揺れる。
(やっぱり大きくなってる)
軽くため息をつくと、布団から出て、ロフトから下に降りようとした時……。
「美亜ちゃん、どこに行くの?」
里亜ちゃんは私の腕をしっかりと握っている。
「どこって服を着に……」
後ずさろうにも里亜ちゃんの手をほどかないと動けない。
「今日は日曜日だよ。だ・か・ら、このままでいよう」
「日曜日だからってこのままで言いわけないじゃない」
「大丈夫だよ」
「それにご飯だって……」
「軽く運動してから一緒に食べようね」
「軽く運動って……」
「美亜ちゃん、大好きだよ〜〜〜!」
「だめ〜〜〜〜〜」
…………………………………………………………………………。

結論……里亜ちゃんはやっぱり里亜ちゃんだった。


→ NEXT


<あとがき>
恵理「ホント、あの二人仲が良いよね」
絵夢「良すぎるという話もある」
恵理「でもあの二人ってどういう関係なの?」
絵夢「18歳未満お断りの世界な関係」
恵理「……何それ」
絵夢「つまりそう言うことだ」
恵理「う〜〜よく分からないけど、つまり深くは追求するなってこと?」
絵夢「情報が正しく伝わって私は非常に嬉しい」
恵理「なんか軽くあしらわれた気がするけど……」
絵夢「そう言うわけで次回をお楽しみ〜〜」
恵理「う〜〜ん……」
絵夢「まだ悩んでるし(^^;」