<nac73 97/11/26>
放浪 −レンの涙−
☆コメント☆
はよ〜〜 こんにちわ こんばんにゃ
絵夢“NAC”なつきですぅ
前回の続きですぅ
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夕日の沈む荒野を一人歩くレン。
かつての戦場の後・・・・破壊された兵器の転がる荒野。
「私は・・・・・いったい・・・・・
何の為に戦っていたのだろう
何の為に多くの人々の命を奪ったのだろう・・・・・」
今から5年前。
軍の工房で3体のアンドロイドガールが誕生した。
ナンバーG−7『レン』、G−8『メルアール』、G−9『リーアス』である。
彼女たちは工房で誕生したときから3人一緒だったため、まるで姉妹のような
関係だった。
その後、彼女たちはS級ソルジャーとして最前線の基地に配備された。
3人はそれぞれ部隊長となりA級、B級のソルジャーを率いて
戦場を駆け回ることとなる。
配備されてから2年が経とうとしたある日。
国境付近での戦闘でメルアール率いる部隊が全滅した。
無論メルアールも戦死したものだと思われた。
それから3年後
国境警備隊より攻撃を受けていると言う通報にレンが部隊を引き連れ出撃した。
戦場に到着してレンは信じられないものを見た。
国境警備隊を攻撃していたのは死んだと思われていたメルアールだったのだ。
しかしそれは彼女であって彼女ではなかった。
メルアールは敵国によってその心と感情、記憶と言った物すべてを封じられ
ただの破壊マシーンとなっていた。
レンはなんとか彼女の自我を呼び覚まそうとしたが、結局どうすることもできず
その手で殺す事しかできなかった・・・・・。
殺すことでメルアールを破壊マシーンとしての呪縛から解き放つしかなかった。
その後、リーアスに自分の妹であり、リーアスにとって姉である
メルアールを殺してしまったことを告げることもできず、
さらにこの5年間、ずっと戦うことに疑問を抱き続けてきたレンは
その事件がきっかけで戦うことを拒絶、結果として基地から逃亡する
ことになった。
「リーアス・・・・・ごめんね・・・・・」
彼女の瞳には涙が浮かんでいた・・・・・。
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前回よりも長くなってしまったぁ(^^;;
というわけでこれがレンの脱走した理由です
もう少し引っ張ろうかと思ったけど描きました
この後色々あるので・・・・(^^;;
この後レンはある人物と運命的な再会をします。
そのことが再び彼女を戦場へと導くことに・・・・なる予定(オイ
そのことがリーアスとの事にも影響を与えるかも知れません
今回、初めて名前が出たメルアールですが
機会を見て描きたいですね
ところで前回のでG−8、メルアールの存在に気づいた人って
いるのでしょうか(^^;;
蛇足ですがG−1からG−6もいるはずですが・・・・それは考えてないです(^^;;
この物語、最後まで行けるかどうか分かりませんが
気長に付き合っていただけると非常に嬉しいです
ではそんなわけで
また次回もよろしくお願いします